大豊町『にしどい』リクエストされた映画を観ます。

地域に住んでいる人が、映画を観に来ていただける場所です。

10月16日(土)『息子(1991)』を観ました。

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監督は山田洋次椎名誠の小説『倉庫作業員』を原作として山田と朝間義隆が脚本を担当。
岩手県の山奥で暮らす父親と、都会でフリーターを続ける息子との葛藤と心の変化を描いた社会派ドラマ。
第15回日本アカデミー賞や第65回キネマ旬報ベスト・テンなど、数多くの映画賞を受賞した。

●観た感想など
いい映画の基準ていうのは、人それぞれあるとは思うが「またあの人たちに会いたくなる」ってのがたまにあって、そういう作品は私にとってはいい映画である。

今作は好きな演者さんばかりで、それぞれがハマり役という感じで、観てて心地よい。
三國連太郎の岩手のお父さんと少し頼りない末息子の永瀬正敏。そして和久井映見さん。この三人の姿はずっと見ていたいくらい好きである。そして物語りの脇を固めるのは、味のある面々である。
田中邦衛の鉄工所配達のおっちゃん。鉄工所のいかりや長介レオナルド熊は特に好きである。

作品に障がい者が出てくる作品ってのも数々あります。描き方に好き嫌いが出るとは思いますが、私は今作の描き方はまったく障がい者との関わりのない人が見ても、楽しめるし少し見方が変わるような作品ではないかと思います。